■ 日本の夏と籐むしろ・籐カーペット
＜自然のエアコン＞
籐が熱帯の密林で生息している時は含水率100％の植物です。
この籐を充分に乾燥させて作られた敷物ですから、梅雨の時期は
ジメジメした部屋の湿気を吸ってくれます。
又梅雨が空け、日照りが厳しくなる真夏や空気が乾燥する冬には吸った水分を
はいてくれ、籐むしろ・籐カーペット（籐製品全般）は、自然に湿度を調整する
自然のエアコンです。 [豆知識]
気流が1m増すと体感温度 3度 涼しくなります。
湿度が30％下がると気温が 2度 低下します。
＜省エネに大変効果があります＞
エアコンの普及により昔の様に籐むしろ・籐カーペットはもういらないと思うかもしれませんが
籐むしろ・籐カーペットとエアコンを併用して使用しますと、エアコンの効率が上がり
消費電力を著しく節電できます。
それは、籐には優れた断熱効果があり、その表面の冷却効果は金属にも匹敵すると言われます。
＜籐材料は輸入ですが、籐むしろ・籐カーペットの加工技術は純国産です＞
籐むしろ・籐カーペットの生産の起源はさだかではありませんが
、 神戸の華僑を通じて江戸時代の後半に 大阪の河内地方や滋賀県の近江八幡地方に
材料が運ばれて籐職人により手作業で作られて おり、
京都の公家や貴族、豪商の住宅用から高級料亭、呉服店等の業務用として使われていました。
近畿園を中心に好まれて使われていた事の名残は籐むしろ・籐カーペットの穴数を本間を基準にしている事にみられます。
カルチェラタンでは、もうすぐ100年の歴史を持つ
籐カーペット・籐網代専門制作会社より仕入れております。 ～籐について～
『籐』は水分や湿気に強く、弾力があり強靭で丈夫な素材です。
梅雨の時期や夏場には水分を吸収し、乾燥時には水分を発散してくれます。
【特徴】
■自然素材なので体にやさしい。
■水分や湿気に強い。
■日本の気候（高温多湿）に最適。　吸湿性に優れる。
■弾力があり、強靭で丈夫。
■良い物を敷くと長持ちし、年が経つにつれて光沢が出てくる。
■天然素材なので優しく落ち着いた雰囲気をもたらす。
■ホコリが当に付かない為、清潔感がある。
■長年使用していても嫌なニオイは付かない。
艶のあるセガ籐を材料にし、縁は手かがりの本格仕上げ。
ふれると肌に「ひんやり」とした清涼感をあたえ、心にゆとりと癒しをもたらす・・・
そんな日本の夏の風情を演出します。
当社で扱う籐は湿地帯で採れる柔らかい籐ではなく、山で採れる硬い品質の良い籐を使用しています。
2Aランクと３Ａランクの価格の違いは選別した材料の差です。

＜保管と手入れ方法＞
保管するスペースがあれば、使用しない時は、仕舞う時ほこり等を取りきれいにして
新聞紙などに包んで通気性の良い所で保管します。
しかし最近では、こんなスペース もなかなか取れません。
我が家では年中籐むしろ・籐カーペットをひいています。
冬になると籐むしろ・籐カーペット の上にホットカーペットを敷きます。
ですから籐むしろ・籐カーペットの大掛かりな掃除に年2回です。
手入れ方法ですが、通常は雑巾で拭くだけでOKです。
籐は乾燥しますと、ビラが割れて来る場合がありますので、たまに濡れた雑巾で拭いてください。
又早くアメ色にしたい時は、米ぬかをサラシの袋に入れて、拭いて下さい。最高のあめ色になります。
　　★　　　京都市　の　＜F　様＞より
小川様
ご指定いただいた通り、携帯に連絡があった後、
14時頃届きました。
また、4畳半を敷きましたら、ちょうど3センチほどのところが
表側にきれいに折れるようになっていて、ぴったりと収まりました。
もしかして曲げやすくしていただいたのでしょうか？？
ダブルで感激でした！